テックリードは、エンジニアによって構成されるチームの技術面におけるリーダーとしての役割を果たします。チームメンバーのエンジニアがそれぞれ持っているスキルや経験を把握し、自分自身のスキルも合わせて適材適所でプロジェクトを進められるようにするのが重要な仕事です。
業務配分を考えてプロジェクトマネージャーや経営陣に提案をすることも多く、メンバーの業務管理をしたり、話を聞いて意見を集約したりするのもテックリードです。
逆にプロジェクトマネージャーや経営陣からの指示を受けて、エンジニアのメンバーたちに適切に伝えることも求められます。メンバーと上層部をつなぐ橋渡しの役割を持つ重要な立場がテックリードです。
総合窓口として立ち回ることが多いのがテックリードの特徴で、必ずしもプロジェクト推進に関連する話題の橋渡しだけを担っているわけではありません。メンバーのエンジニアから相談を受けて、新しいプロダクト開発の可能性をプロジェクトマネージャーに提案することもあります。
メンタル面の不調が出てきたメンバーを見つけたときには、上層部とのヒアリングの機会を設定する役割も果たします。
このようにメンバーが働く上での悩みを受け付ける総合窓口としての立場なのが、テックリードの特色です。プロジェクトマネージャーや経営陣としてはエンジニアから個別に相談を受けるのではなく、テックリードを窓口とすることができるため、組織運営をしやすくなっています。